Amanita pseudoporphyria
テングタケ科・テングタケ属
2008/07/03 食毒:猛毒(?) 生息数:多い よく見られるテングタケの仲間。傘の模様が独特なのですぐに見分けがつきます。 猛毒で知られるタマシロオニタケ(当サイトでは掲載なし)と同じ毒成分を含み致命的な毒キノコと言われていますが、中毒例を見るとかなり激しいものの死亡例は今のところないようです。 なお、ネットでは「実際は無毒であり、食べられる」という記述をたまに見ますが、近縁種で外見が極めてよく似た無毒の種類があることが確認されており、その種類をたまたま食べたからの可能性があります。もちろん、試食などはしないようにしましょう。 (食べた話によると、あまり美味しくないそうです) 本家コテングタケの他ツルタケダマシ、タマゴテングタケモドキ、ミヤマタマゴタケなど、よく似た近縁種が食用・有毒種含めて多数あり、ネットを見ていると誤同定されているのをしばしば見かけます。本種は傘の模様が独特なので慣れれば一発で見分けがつきます。 キノコの毒についてはキノコの個体差や食べた人の体質によって中毒症状がかなり異なっていて、弱毒種と言われる菌でも重篤な症状になる人や、猛毒キノコを食べても命に別状がなかったという話をよく聞きます(個人的な意見ですが、ドクツルタケを1本食べて処置をしなくても死なない人も中にはいるのではと考えています。虫にとっては無毒ですし)。あと、毒キノコの中に無毒の、食用キノコの中に有毒の隠蔽種が存在している可能性もあるのではと思います。 |