フィールドレポート

17/3月:東伊豆(静岡県)
旅行のついでに撮影しました。海には一切降りてないので魚の写真はありません。
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シロバナタンポポ
西日本ではカンサイタンポポなどと並びおなじみの種類です。東京多摩地区などの関東平野部ではごく稀なタンポポで、近所でここ数年は全く見ていませんが、撮影場所の東伊豆ではごく普通に生えていました。行く途中の車窓からの観察では、小田原市付近からシロバナタンポポが一気に増えたように感じました。神奈川県でも相模原市周辺ではほとんど見られない植物なので、同じ県内でここまでガラッと変わるのが本当に不思議です。気温や積雪などの影響なんでしょうか?

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フキ(蕗の薹)

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キケマン属の一種
普通のキケマンでしょうか?きれいな花ですね。有毒植物です

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キブシ
子供時代に読んだ児童書でタイトルは覚えていませんが、キブシを食べるオトシブミの仲間が紹介されていて、葉を巻いて幼虫の餌にするという生態にとても興味を持った記憶があります。それで名前を覚えました。
オトシブミを探して近隣の野山を駆け回ったのですが見つからず、後日、あろうことか実家の庭のクヌギ(勝手に生えてきた)の下にオトシブミの葉巻を見つけ、がっかりした記憶があります……笑
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帰りの電車から撮影。割と天気が良かったので伊豆大島(東京都)まで見えました。

最近まで知らなかったんですが、伊豆諸島は戦後すぐの2ヶ月弱、日本の施政権下から外れていた時代があったとの話です。GHQの方針で引き続き日本に残ることになったそうですが、当時の住民は憲法草案を作ったりと割と乗り気だったそうで。
仮に、今も伊豆諸島がマリアナなどのように米国の準州やコモンウェルスだったら、北方領土問題どころではない邪魔さでしょうね。西日本からの空路は横田空域を回避するために伊豆大島上空を通りますから。まあ首都圏は米軍基地だらけなので、名義上日本領土だってだけで似たような状況なわけで、あまり変わらないかもしれませんが。

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