アカヤマドリ

Rugiboletus extremiorientale

イグチ科・Rugiboletus属

キノコ
老菌
キノコ
成菌
キノコ
上の個体の裏面
2014/07/20

キノコ
これくらいが食べごろ

キノコ
2015/9/4

キノコ

キノコ
ここまでの本種の写真はすべて同じ場所で撮影したものです
出る場所では高確率で出ますが出ない場所では出ないキノコのようですね
少雨で生長が止まるとこんな感じになるようです

スライスして焼いて醤油でいただきましたが海苔のような香りで
海産物みたいでした
七味唐辛子があればもっと良かったですね
旨味がやや単調なので、スパイスや調味料で生かすキノコだと思います
2017/8/27


食毒:食用
油炒め☆☆☆
ゆでて刺身風☆☆☆
パスタ☆☆☆
醤油焼き☆☆☆
生息数:普通
丘陵地のよく手入れされた雑木林に出ていました。
そこそこよく出る種類のはずですが、相性が悪く今まで撮影や試食の機会がなかなかなかったキノコのひとつ。
バターと相性がいいとのことですが、高かったので普通にサラダ油で炒めて醤油とコショウで味付けして食べてみましたがなかなか美味しかったです。虫がすごいのを除けば…。
生では若干ケミカルな香りがしますが茹でると気にならなくなります。ただそれでもかなり香りが強いので好みが分かれそうです。何の香りかというと例えるのが難しいのですが、ヤマドリタケモドキのナッツ系の香りというよりコケや針葉樹っぽい香りに近いです(「森の香り」という表現が一番近いかも)。
栃木県のチチタケのように長野県で人気が高いようです。他の地域ではモドキやムラサキの一段下に見られる場合が多いようですね。地域色の強いキノコです。

幼菌の傘は茹でると貝に似た弾力があります。柄は歯切れがいいですが若干ぼそつくので煮込む場合細かく刻んだ方がいいです。

近年、ヤマイグチ属からRugiboletus属(和名なし、アカヤマドリ属?)に移動しました。属名が男性名なので種小名は"extremiorientalis"とするのが本来文法的に正しいはずですが、まだ論文で正式な対応がされているかわからないので上記の学名にしています。

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