Boletus violaceofuscus
イグチ科・ヤマドリタケ属
2009/08/09 2014/09/13 後ろにももう1体 本種は「絵になる」キノコですね あまり出ないキノコですが当たると収穫量が多いのが本種の魅力です 2015/9/4 ここは俺の庭だぜ!となんか得意げな感じがします ムラヤマ三兄弟 この日は大発生で、8割は腐りかけだったのですが、それでも1時間程度で かなりの量が採集できました ブドウニガイグチやニセアシベニイグチの勢いでムラヤマが生えてるってすごい… 2018/8/14 食毒:食用 油炒め☆☆☆☆ 刺身風☆☆☆☆ パスタ☆☆☆☆ 生息数:普通 知る人ぞ知る美味なイグチとして有名です。 最初に採集したのは上2枚の個体で、古かったため味がよくわからなかったのですが、先日、5年ぶりに3枚目、4枚目にある思いっきり食べごろの個体を入手し、炒めて塩コショウで食べてみたところ評判通りの美味なキノコでした。程よい歯切れと香り、旨味があり洋風料理向きです。 中国では本家ヤマドリタケの代用品としてヨーロッパに輸出しているそうです。中国産の安価な乾燥ポルチーニは本種やヤマドリタケモドキだと思われます。 ブドウニガイグチにやや似ていますが、管孔の変色性がなく、柄に網目模様があるので簡単に区別できます。本種は日光が入るような明るい林や道路際、ブドウニガイグチはヤブ蚊がたくさんいるような暗くて湿った林の奥に生え、混生することはほとんどありません(ブドウがあったらムラサキはないと判断して構わないと思います)。 余談として、がっしりした大型イグチは「〜ヤマドリ」のつく名前のキノコが多いですが、「タケ」がつくものとつかないものがあります。 本種やヤマドリタケモドキ、ススケヤマドリタケは「タケ」がつき、アカヤマドリ(別属)やドクヤマドリ(その通り毒)、コガネヤマドリ(美味しくない)は「タケ」がつきません。 どうやら本家ヤマドリタケに近い(利用価値が高い)ものとそうでないものという区分のようですが、どうでしょう? |