Lentinus suffrutescens(L. lepideus?)
キカイガラタケ科・マツオウジ属
2009/8/9 食毒:食用 生息数:普通 大きくてずっしりと重く、水を含んだスポンジのようなキノコです。 松の倒木や切り株に生えます。季節は特にいつというわけではなく春〜秋にかけて出ます。 家の柱などから巨大なキノコが発生したという話を聞いたことがありますがおそらく本種だろうと思われます。 以前はシイタケとともにヒラタケ科に含まれていましたが、分類の変更でメジャーなハラタケ型キノコの中では1種類だけキカイガラタケ目に飛ばされてしまったかわいそうな種類です。(ちなみにシイタケはツキヨタケなどとともにホウライタケ科に移動)。 決して珍しい種類ではありません。しかし、食べ頃の個体になぜか巡り会えず未だに試食する機会がありません…。相性が悪いんでしょうか。 ちなみに人によっては中毒するとのことで、ネットでも実際に当たった人の話がありました。ほとんどの人は何ともないようですが、キノコを食べて具合が悪くなったことがある人は要注意のようです。 つばがあるタイプとないタイプがあるようです。私はないタイプしか見たことがありません。つばがあるタイプは標高の高い場所に生えるようです。ネット情報だと、つばあり(ツバマツオウジ)が従来の学名L. lepideus、つばなしの通常タイプがL. suffrutescensとなっているようでしたので、それに従いました。また属名はNeolentinusを採用しているものもあり、いずれにせよ分類が混乱している模様です。 |