Tylopilus valens
イグチ科・ニガイグチ属
管孔に手を触れた部分が茶色く変わっているのに注目 2008/9/3 柄の肉は下に行くほど淡いピンクを帯びる 幼菌は灰色みが強いが、イグチの類に漏れず色彩変異が大きい 2008/9/23 きれいな個体がいたので久々に撮影。被写体に向く個体があまりない 柄が網目っぽいので一瞬ドキッとします このくらいのサイズのヤマドリタケモドキは管孔に白い膜が張ってるので一目瞭然ですね 2017/8/27 食毒:食用 ゆでて刺身風☆☆ 生息数:普通 ヤマドリタケモドキにやや似ている(と思うのは私だけ?)ニガイグチ属の大型イグチ。図鑑(日本のきのこ)の写真とは色彩などがあまりにも違います。現在はニガイグチ属に分類されていますがDNAの分析ではヤマイグチ属に近いようです。 大きなものは直径20cm以上になります。 ヤマドリタケモドキとの違いは、大きさの割に柄が細いこと、柄の網目が濃色なこと、柄の下部の肉がピンク色を帯びること、管孔の違い(幼菌時管孔が菌糸でふさがれない、触るとすぐ茶色に変わる、成菌でもベージュ〜茶色で黄色みを帯びない)ことなどです。発生環境としては本種の方が尾根道など水気の少なく、かつ暗い場所を好みます。 あまりポピュラーではありませんが食用になります。傘は柔らかく、柄はシャキシャキした歯ざわりです。ただ、多少酸味があるため、お吸い物などあっさりした料理には向かないかも。炒め物向き。 人によって評価が分かれます。個人的にはまあそこそこという感想でした。ほとんど誰も採らないのとイグチにしては比較的持ちがいいので、好きな人にはオススメです。 |